エイト




姫様の付き人Lv.99

盗賊からは兄貴と慕われ

同僚からはオカンと呼ばれる





戦闘について50の質問




1.貴方のお名前を教えてください。
「」
2.職業についたことはありますか? ある方は職歴を、ない方は自分の習得している戦闘技術(剣術、体術等)や呪文を教えてください。
「」
3.得意な技や魔法はありますか?
「」
4.好きな技や魔法はありますか?
「」
5.苦手な技や魔法はありますか?
「」
6.嫌いな技や魔法はありますか?
「」
7.必殺技、あるいは「困ったらこれを使っとけ!」という技や魔法はありますか?
「」
8.使える武器の種類を全て教えてください。
「」
9.よく使う武器防具の種類は決まってますか? また、愛用している特定の武器防具がありましたら教えてください。
「」
10.いつでも上記の武器防具を身につけていますか?
「」
11.初めて戦ったのはいつですか?
「」
12.稽古や修業はしていますか? している方は、どういったことをしているのかなどその様子を詳しく教えてください。
「」
13.今までで一番楽しかった戦闘は何ですか?
「」
14.今までで一番辛かった戦闘は何ですか?
「」
15.忘れられない戦闘の記憶はありますか?
「」
16.戦いやすい場所、場面はありますか?
「」
17.戦いにくい場所、場面はありますか?
「」
18.どんな対戦相手との戦闘が得意ですか? また、こんな相手(人魔物問わず。特定の方でも構いません)と戦ってみたいという希望はありますか? それぞれ理由も合わせてお答えください。
「」
19.どんな対戦相手との戦闘が苦手ですか? また、戦いたくない相手(人魔物問わず。特定の方でも構いません)はいますか? それぞれ理由も合わせてお答えください。
「」
20.好敵手はいますか?
「」
21.宿敵はいますか?
「」
22.一人での戦闘と複数人と連携しての戦闘はどちらが得意ですか? それはどうしてか、理由も合わせてお聞かせください。
「」
23.一緒に戦いやすい人はいますか? いなければ、共闘しやすいタイプをお答えください。
「」
24.逆に一緒に戦いにくい人はいますか? いなければ、共闘しにくいタイプをお答えください。
「」
25.戦闘中、貴方はどんな役割をこなすことが多いですか?
「」
26.戦闘中に作戦を立てることは得意ですか? 不得意ですか?
「」
27.貴方は前衛ですか? 後衛ですか?
「」
28.近距離、中距離、遠距離戦ではどれが得意ですか?
「」
29.ずばり、貴方の戦闘スタイルを一言で教えてください。
「」
30.貴方にとって望ましい戦闘のあり方・戦闘スタイルとはどういったものでしょうか?
「」
31.貴方にとって許し難い戦闘のあり方・戦闘スタイルとはどういったものでしょうか?
「」
32.戦闘での貴方の強みは何だと思いますか?
「」
33.戦闘での貴方の弱みは何だと思いますか?
「」
34.戦闘においてこれだけは他人に負けない、または負けたくないことはありますか?
「」
35.戦闘で貴方が最も重視することは何ですか?
「」
36.攻撃力と体力・魔力の温存ではどちらを優先しますか?
「」
37.ぶっちゃけ、貴方は強いですか?
「」
38.戦闘は好きですか、嫌いですか?
「」
39.どうして戦闘が好き、または嫌いなのでしょうか? 理由をお答えください。
「」
40.(好きと答えた方へ)心底戦いたくないと思ったことはありますか?
「」
41.戦うことは得意ですか? 不得意ですか? またどうしてそのような意識があるのか、理由をお教えください。
「」
42.戦闘に対して積極的ですか? 消極的ですか? 理由も合わせてお答えください。
「」
43.実は貴方のお仲間をここにお呼びしてあります。お仲間の皆様に質問です。戦闘中、この方はどのような感じでしょうか?
「」
44.続けてお仲間の皆様に質問です。戦闘中のこの方は頼りになりますか?
「」
45.お仲間の皆様、ありがとうございました。では、今のコメントを聞いた感想をお聞かせください。
「」
46.貴方にとって仲間とは何でしょうか?
「」
47.貴方にとって戦闘とは何でしょうか?
「」
48.戦うことに理由はありますか? 有無どちらでも、その理由をお聞かせください。
「」
49.最後の質問です。魔物や人を殺すことにつて、貴方はどう思いますか?
「」
50.ご回答ありがとうございました。何か他に言い足りないことがありましたら、ここで仰ってください。
「」





記憶




 あの頃は私と同じくらいの背だったエイトは、もうずっと前に私より頭一つ高いくらいになってしまいました。声も低くなって、体つきもしっかりとして逞しい。
 けれどあの約束のことを口にすると、あの時と同じように眉を下げた笑顔を見せてくれました。エイトは変わっていない。それを確認して、私は嬉しくなります。
「勿論です。ですが、僕だけだろうと思っていたので……」
「まあ、そんなひどい」
 申し訳ありませんと言うエイトは、何故か微笑んでいます。
 エイトは変わってない。それは嬉しい。でも、言わなくちゃ。そのためにこうして人間に戻れる久しぶりの貴重な時間に、お父様に席を外していただいて、みんなにも離れてもらってるんだから。
「ありがとう、エイト。私とお父様の呪いを解くため、大変な旅を続けてくれて」
 エイトは眉を上げました。私は勇気を出してその顔を覗き込み、ずっと考えていた言葉を続けます。
「大丈夫ですか? 疲れ果てていませんか? もしそうなら、もう旅をやめてもいいのよ。お父様がひとり言のように、このミーティアに話しかけました。エイトにはエイトの人生がある。いつまでも、わしらにつき合わせるわけにはいかないのお……って」
 身体から泉の力が抜けていくのを感じます。私は急いで、一番言わなければならないことを唇に乗せました。
「ねえエイト。貴方は自分の道を行ってもいいのよ」
 最後の音が唇を離れた時、私はまた馬の姿に戻っていました。もう、次はいつエイトと話せるか分からない。悲しくて、下品でない程度に軽くヒンと鳴きました。
 エイト、もっと言いたいことがあったのに言えなかったわ。私、エイトに申し訳ないと思ってるの。最初は私の遊び相手として、次は私の近衛兵として、お城にずっと縛りつけられてたでしょう? エイト、本当は他に行きたい所があるんじゃない?
 いいのよ、好きな所に行って。私の我が儘でずっと縛り付けてきてしまったけど、私、こうしてお馬さんになって外に出て、やっと分かったの。世界は広いわ。エイトが生きる場所も、トロデーン以外に絶対あるはず。
 ごめんなさい、そんなことにも気づかなかった幼い私で。
 ありがとう、そんな私に付き合ってくれて。
 エイトの表情は、心なしか硬いように感じられます。そんな顔しないで、と言いたい。馬になると言いたいことが嵐のように噴き出してきて、頭が破裂しそうになります。だけど、喋ることはできない。こんな時ほど、私は呪われた身を苦しく思うのです。
 じっとこちらを見つめる黒い双眸に映り込んだ光が、燃え立つように揺らめきました。
「僕は、誰かに生き方を強いられたことはありません」
 静かに優しく、しかし確固とした口調で、エイトは頭を垂れます。
「貴方が僕をいらないと仰るその時まで、お傍にいさせてください」
 いらないなんて、どうしてそんなことを言うの。
 問いかけたくとも、私は馬。せめて精一杯の「そばにいて」を込めて、頷くことしかできないのです。
 エイトは風のない夜より、ずっと穏やかな人。けれど時々その黒い瞳に、篝火よりも遥かに激しい炎が宿ることを私は知っている。
 それがどうしてなのか、ミーティアには分からないのです。